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月色の恵み

H×Hが大好きな純であり腐である乙女の感想や妄想をお届け★ H×H知識必須でお読み下さい(^-^)ノ☆

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クラピカとパイロ
やっと、追憶編の後編を直視できる…
受け止められる時期がきました。

感想を綴りたいと思います。
前編の感想は → http://moonbowx404.blog.shinobi.jp/Entry/265



初めて読んだのは、ジャンプ2号発売の日。
仕事からの帰り道の書店でジャンプを買って。
悲劇しか待っていないと分かっているのに
それでもクラピカのことを読みたくて知りたくて
ドキドキしながら家路を急いだ。

心落ち着けようとして…
でも
期待と不安でいっぱいの心。

そっとそっとページをめくって
あらすじ紹介のページに辿り着く。

活発な少年クラピカの
まっすぐで力強い表情が迎えてくれた。



「あらすじ」を読んで
何度も読んだ前編を復習しながら
ページをめくるのが怖くなっていった。

追憶編が、終わる。
クラピカに会えるのも
当面はこれが最後。
その上、
これから一族との辛い別れが…

そう思って、しばらくの間
ページがめくれなかった。

でも、おそるおそるめくってみた。
そして泣きそうになった。

私の不安な心にぱっと光さしたのは
外の世界に目を輝かせて喜ぶ
クラピカの満面の笑顔だった。




待ち受ける悲劇と対照的に
純粋無垢な笑顔。

パイロとのやり取りも
幼くて、元気いっぱいで、仲良くて…。

このまま時が止まってほしかった。
ページをめくる手が戸惑う。

そして現れた不穏なチンピラたち。

苦しくなってくる。

クラピカの純粋な心と対照的な輩。
冨樫先生の描く
人の心を抉るような悪。
チンピラといえど、それはこの輩にも生きていて。

でも、自分たちの力で
周りの人たちの助けがあって
切り抜けることができた…。

少しだけ、苦しさが紛れた。

しかし再び奴らが姿を現わして。

でも、パイロの頭の回転、機転の素晴らしさに
クラピカは救われて。
凄すぎるくらいのクラピカへのサポートに
恐ろしさすら覚えて。

そのパイロに負けたと思いたくなかったんでしょうか。
パイロの不自由な足をとって………

許せなくて悔しくてたまらないクラピカ。
それを抑えるように、健気に振舞うパイロ。

ギリギリのところで保たれていたモノが
心ない人の邪の言葉によって壊されてしまった。

クラピカの我を失った目が語っていた。
クラピカの大切な心が、想いが
傷つけられたのだと。




クラピカの怒りがとてつもないものである

その表現は、凄まじかった。
冨樫先生にしか描けない
残酷さと疾走感と…

まるで、
全てのものを憎んでいるかのような怒り。
クラピカの心が怒りで満たされていて
見ていられないくらい悲しかった。

相手の死を望むほどの怒り…

でもその裏には
仲間を大切に思う…
人が人として幸せに生きることに微笑む
あたたかな優しい心が存在していて。

その表裏があまりに激しくて
衝撃…でした。

パイロが冷静に次々とフォローをしてくれて
少し安心して
少し不安になって

そして


本当の悲しみが不意に投げかけられて。

打って変って
化け物と蔑むおばあちゃん

自分たちが殺されたくないばかりに
おばあちゃんを制止する女性


ただ
友が大切なだけなのに

ただ
目が緋かくなるだけなのに


人の素晴らしさ

人の残酷さ


本当に描き方が鋭くて、むしろ酷いくらい。



長老がクラピカの思いに
パイロを救いたいという思いに
寄り添ってくれたことが
嬉しかった。

出発の日の皆とのパイロとの別れ。




二人のお互いを想う友情。
二人で描く外の世界への夢。

とても心満たされて…
そして待ち受けていたのは




クルタ族が虐殺された事実を綴る文章



クラピカ
パイロ
二人の両親
長老


仲間を一族を想いあう心

知ってしまったから



一文一文を読むたびに
その虐殺の惨さに襲われて

声をあげて泣き崩れてしまいました。



涙で視界がぼやけて
次の文章が、読みにくくて
でも読みたくて
いや、読みたくなくて。

ぐちゃぐちゃでした。



それから後編を再読することはできませんでした。
心の整理がつくまでは読めない、と思い封印しました。


約3カ月たち、…やっと再読ができました。

今度は、じっくりと細部まで見ながら
落ち着いて冷静に読むことができました。

そして初めて気付いたことはふたつ。

ひとつ。
「謝罪なんかいらない、死ね」は、
「謝罪なんかいらねーよ、クリーニング代出せよ」を受けているということ。
売られたケンカを何倍にもして返した…。

ひとつ。
クラピカがパイロを想うだけでなく
パイロがクラピカを想っていることも
二回目でようやくわかった。



シーラが突然姿を消したことに意味はあるのかとか
パイロのフォローが素晴らしすぎるとか
チンピラが冷や汗をかいている理由は何だろうとか
流星街とクルタ族の関係はとか
B面つまり旅団サイドのストーリーはどんなだとか
不可解要素が多くて謎は深まるばかりでしたが

追憶編を読むことができてよかったと思います。
冨樫先生、描いていただいてありがとうございました。


クラピカのことが、やっぱり、大好きです。







長駄文をここまで読んでくださった方へ。
ありがとうございました。
クラピカとパイロがもしもずっと一緒に成長してたら
今頃…というイラスト描いてみました。




パイロの成長した姿を描いたイラスト
時々ネット上で見かけますが
やけに男らしいんですよね…
私は、
パイロくんは幼い頃
クラピカ以上に美人だったので
かわいく成長すると思うのですが
どうでしょうか?
クラピカは、亡くしたパイロのぶんもあわせてかわいくなったと思うので
パイロが隣で生きてくれていたら
女性的なかわいさは少し減ると思って
髪の毛バサバサ気味にしてみました。

んで、クラピカは
パイロの可愛さにクラピカメロメロって感じ(笑)

でも、あくまでもしも。もしも。

クラピカは、パイロも一族も奪われて
一人、生きてきたのだ…

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